リチャード顕彰会


      横断二十周年記念行事を企画(自然が元気!研究室)

 ウエルネス地域学会(松浦俊介会長)は、来年が世界初の太平洋横断に成功して二十周年になるため、市民を上げて記念行事を開催する予定。今回は、その準備のための現地調査を行う。



2008年9月に発表した
宇宙旅行機のホワイトナイト2号




発表会場でホワイトナイト2号から
見学者に握手するリチャードブランソン

 英国の冒険家で起業家のリチャード・ブランソン氏は、一九九一年(平成三年)一月十六日朝三時四十七分に熱気球で都城市立野町(当時は宮崎産業経営大学)を離陸、同十八日午前一時四十五分にカナダに着陸して世界初の太平洋横断に成功した。

 その時、リチャード氏は世界に向けて「地球を救おう」を提唱して都城を出発した。また、リチャード氏は太平洋横断成功の直後に、カナダから都城市民に贈ったメッセージは「都城市民は世界中で一番寛大で、我慢強い市民です。心から感謝します…」だった。
 この時の太平洋横断成功記念碑を当時の宮崎産経大学が建立して現在の南九大都城キャンパス体育館前に保存されている。 

 ウエルネス地域学会(松浦俊介会長)では、来年が世界初の太平洋横断に成功して二十周年になるため、市民を上げて記念行事を開催する予定。その準備のための現地調査を行う。
 なおリチャード氏は来年度内に世界初の有人宇宙飛行船を完成就航させる予定で、今年5月にはメンバー女史が来日して宇宙旅行の最新事情について説明している。

 女史によると、現在四十カ国から三百名を超える申し込みがあり、昨年は『母機ホワイトナイト2』を完成させ、これまでに五回のテストフライトを行っている。
 また今秋までに宇宙空間に到達するテスト飛行を実施して、安全が確認されてから商業宇宙旅行をスタートさせると言う。
 すでに、宇宙出発基地のニューメキシコ州では、道路整備も終わり建物自体の建設も始まっているという。 

 同女史は「安全を第一にプロジェクトを進めており、どの企業よりも早くお客様を宇宙にご案内できるものと確信をしている」と述べた。
 ちなみに一人当たり旅費は、二時間の旅で二千万円だが、十年後は二百万円になるよう努力するとしている。


      熱気球太平洋横断出発記念碑

 ウエルネス地域学会(松浦俊介会長・二十二人)は平成二十一年六月二十六日、南九州大学都城キャンパス構内にある『リチャード熱気球太平洋横断記念碑』を見学した。(写真左)

南九大が修復した熱気球太平洋横断記念碑(撮影許可・H21・8月中旬)(写真右)
市庁舎前に展示してある太平洋横断成功の写真(撮影許可・H21・8月中旬)(写真左下)